一目惚列車

ひたすら一目惚れを求めて電車にのるブログ。 ルール1.路線を決めて終電まで行く ルール2.各駅停車に乗る ルール3.一目惚れをしたら声を掛ける ルール4.以上のルールを破った場合、一目惚れが 一週間起きない呪いにかかる。

一目惚列車part4

一目惚列車、それは筆者が考え出した

三分ごとにドキドキするお金のかからない

夢の詰まった真剣勝負。


今回は筆者の成長が垣間見られました。

朝、筆者は目覚めて,向かった先は美容室。

美容室のスタイリストさんに一目惚列車の話をしたところ、

スタイリストさんの友人にナンパ師がいたとか。

そのナンパ師のナンパ技術を伝授して頂きました。その話はまた番外編にて。

そのスタイリストさんから小田急線を勧められました。

ということで今日の戦場は小田急線に決まり。

あんまり覚えてはいませんが、新宿から終点だった秦野までは3時間位だったと思われます。

この小田急線では特に何事も無く。

筆者の成長が垣間見られたのはその後です!

では、早速!と行きたいところですが、恒例のお供をご紹介します。

今回ご紹介するのはあの花スタッフが送る

阿久井真さんの『心が叫びたがってるんだ。

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あらすじは難しいですが、

言葉を話すと腹痛に襲われる女の子が

自分が主役のミュージカルに遅刻して現れ、坊主頭の少年に告白される。といった物語。

難しかったですが、大凡こんな感じです。

あの花と同じように感動系でした。

ヒロインが主人公の名を何度も叫ぶシーンは筆者もキュンとくるものがありました。

映画も漫画も小説も全部見た筆者ですが、あらすじは上記のもので大体合ってます。


では、本題に参ります。

まずは謝罪からしなくてはなりません。

一目惚列車の第一人者である筆者は事もあろうことか、初めて声を掛けた場所は

新宿の路上。

秦野から新宿に戻ってきた頃、我慢が出来ないほどにお腹が空いており

新宿の吉野家で特盛りを腹の中に入れた。

吉野家を後にして横断歩道を渡りきった直後

彼女と目が合った。

記憶を借りれば、彼女は背が小さく、少し薄い赤い縁の眼鏡を掛け、

白色のスカートを身に纏い、少し高めのヒールを履いていた。

横断歩道を渡りきり、僕は180度ターンを華麗に決めて彼女と同じように、青色の光を待っていた。

その間に彼女と2、3度目が合った。

行くしかない。そう心に決めた。

青信号に変わり、二人は歩き出した。

横断歩道を渡る途中、

「本当に僕は行けるのか。」と何度自問自答したことだろう。

それでも自分を奮い立たせるように、若者らしくTwitter

「頑張れ、。おれ」と心の声を文字にした。

横断歩道を渡りきり、左折。

祝福されているかのようだった。

左折した直後の道には僕と彼女だけ。

勇気を出して前を歩く彼女を追いかけた。

そして、「すいません。」と声を掛けた。

彼女の足は止まらない。

もう一度『すいません。』と声を掛けた。

彼女の足は止まらない。視線は前を見据えて。

イヤホンはしていなかった。

完全な敗北だった。

そこで、僕は折れてしまった。

残ったのは敗北という2文字と、

足の先から湧き上がってくるじんわりとした

『熱』

そうか、興奮とは心、いや心臓から来るのではなく、足からくるのだと分析。

祝福などされていなかったのだ。

施されたのは絆創膏だったのだ。

他に人がいれば立ち直れなかったかもしれない。

神は存在するのかもしれない。

そう思った。

興奮冷めやらぬうちに家に着いた。

今夜は飲もう。

ANCIENT CLANをグラスで飲む。

乱歩奇譚をアニメで見ながら

「小林くん可愛いなぁ。」とこぼした。

星の見えない夜。

という筆者の初めての声掛け。

ダメージは負う。それでもやるしかない。

反省点はいくつか挙げられる。

それもまた番外編で。

人目惚列車part3

一目惚列車、それは筆者が考え出した

三分ごとにドキドキするお金のかからない

夢の詰まった真剣勝負。


第3回。結論から言いますと一目惚れはありませんでした。

今の所は。

現在電車に揺られて約4時間になります。

いつもは京王線ですが、今回は少し変わり京王井の頭線に挑戦。

吉祥寺~渋谷間を2往復半やってきました。

井の頭線はかなり短く感じましたね。

2往復半が終わり、渋谷に到着した頃。

このままではダラダラと一目惚列車ではなく、本の紹介だけして終わるのではと危機感を持ちました。

そこで現在は、ハードルの高い山の手線に乗っております。

未だ一目惚れはありません。

ということで恒例の一目惚列車のお供を紹介します。

今回は松崎洋さんの『走れ!T校バスケット部』です。

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言わずとしれた名作らしいですね。あらすじをちゃちゃっとご紹介。

手を骨折した主人公が所属している弱小バスケット部が全国3位を倒し、

主人公はその後宣教師になる。という物語。

この作品の良いところは臨場感ですかね。胸がドキドキします。

筆者は中学、高校とバスケをしていたのでその試合中の空気だとかがリアルに伝わってきました。

が、それだけではなく、笑いどころが至る所に散りばめられております。

試合の最後では思わず電車の中で呼吸が少し乱れてしまいました。

本の紹介も終わった所で一目惚列車、今日はまだまだ時間がある。

そういうわけで果報を待ちます。

一目惚列車、それは筆者が考え出した

三分ごとにドキドキするお金のかからない

夢の詰まった真剣勝負。


来ました待望のpart2。今回も同じく京王線での勝負。

高尾山口に向けて電車はゆっくりと向かっていくのでした。

約二時間の片道、終点高尾山口に到着。

前回までならそのまま引き返していた所ですが、

今回は衝動的に星空が見たくなり高尾山を登ってきました。

稲荷山コースをほぼ全力で走り続け、一時間足らずで山頂に到着。

走った理由としては、お化けが怖かったから。

1円パチンコのリングを最近やって、デジャブパニックを見たからか

貞子さんに追いかけられてそうで、不安になりながら走り続けました。

分かる人には分かる恐怖です。

途中で海外からの旅行者さんとすれ違いました。

英語で少し会話をしたあたりから、人がいることの暖かさを感じ、その反動からか少しおかしくなりました。

I'm afraid of ghosts.と呟きながら、山頂まで1.3Kmを走り抜けました。

恐ろしい空間に一人でいると独り言が多くなります。

ここまで言っといてなんですが、幽霊よりも怖いのは山ダニです。お気をつけて。

山頂に着き、空を見上げましたが星はほとんど見えませんでした。

ビルの光の方が綺麗に見えました。なんか残念。

帰りは暗くなりすぎて徒歩は無理だと断念し、ケーブルカーで帰りました。

ケーブルカーでの一目惚れも残念ながら。

帰りの電車に乗り込み、行きの電車でも読んでいた

石田衣良さんの『美丘』を開く。

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読み切らなかった為、家で読み切る。

美丘は病気×恋愛の物語。

ストーリーは主人公が浮気をします。その後美丘という女性を殺して終わります。

主人公が腐ってるように感じますが、大変良い人ですよ。

ただ、この小説を読んだ感想は

一目惚列車をやってるような人間ですので恋、愛を求めています。

そんな筆者が読んでも、

羨ましい。俺もこんな…。消えてしまえ。

という負の感情しか湧き上がりません。

リア充の方々は一度この作品をご覧下さい。ドラマにもなっている名作らしいです。

本の最後にある解説を読むと、本当に感動する物語は涙は出ないとのこと。

無論筆者は泣きませんでした。

素晴らしい物語であることの裏付けです。

話は本題に戻ります。

結局メインである一目惚れはナッシング。

夏休み終了(去年の9月の事です)までもう少しあるので期待。


では、最後に高尾山のラップをどうぞ。

高尾山を完走!脱水して俺乾燥!!登山の感想は内緒!!!ひぇ。

一目惚列車part1(京王線)

一目惚列車、それは筆者が考え出した

三分ごとにドキドキするお金のかからない

夢の詰まった真剣勝負。


以前はseesaaにてブログを開設していましたが、はてなブログへと引っ越してきました。

1話から順に軽く修正を加えたものを投稿していきます。

今回選んだステージは京王線。以前ブログを始める前に挑戦したときは4時間電車に乗って

一目惚れすることはありませんでした。

現在、同じように電車に乗っておりますが、三時間乗って一目惚れ無し。

終点に間もなく着くという電車で3、4回目が合った女性が居ましたが、

筆者の心拍数は変わらず、声を掛けるには至りませんでした。

時は昨年の9月。

大学生以外、ほとんどの方は夏休みが終わっており、人の少ない状況です。

特に記す事はありませんので一目惚列車のお供である本を紹介します。

麻耶雄嵩さんの『神様ゲーム

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猫の殺人事件が勃発した町で、自称神様の謎の転校生と出会い、

最後はレズで終わるミステリー小説になっております。

総ページ数214で約2時間半で読める作品。

あまりミステリーは読まないのですが、読んでいる途中で犯人が分かってしまうという少し目新しい作品でした。

最後のレズで終わるところ以外は、割と推理が出来るので楽しめます。

裏表紙に神様シリーズ第一作と書かれていますので、第二作があるのでしょう。

古本屋で偶然見つけたら買って読みたいと思います。


ここで一句。

「一目惚れ 向かいの席に 僕がいる」

はい、向かいの席に僕がいる。

窓ガラスに写った僕は恋を求めており、一番輝いている。という意味ですね。

素晴らしい。